コース案内

薩摩切子工場見学コース

世界で認められた薩摩の芸術「薩摩切子」を知る

江戸時代に生まれた薩摩切子。島津斉彬がおこなった「富国強兵」のシンボルともいえる存在で、かつて幕府や諸大名への贈り物などに使われていました。
しかし度重なる戦争により、その技術は明治時代に一度途絶えてしまいます。そして幻となった薩摩切子を1985年、現代によみがえらせたのが、まさにこの工場です。
薩摩の芸術を研究しなおし、輝きを取り戻した薩摩切子。斉彬や篤姫も愛したその輝きの誕生を、目の前で見ることができます。
※ご注意:工場の定休日と休憩時間には見学できません

コースのルート案内

①薩摩切子工場

島津薩摩切子の製造工程を、間近で見学できる工場。生地製造工程と、職人の手わざが光るカットの工程をご覧いただけます。

②生地工場

金型に色ガラスを吹き込み、椀状の色ガラスを作ります。その中に、別の吹き竿で巻き取った透明ガラスを流し込みます。そうすると、外側が色ガラス、内側が透明ガラスの二層の生地が出来上がります。次に色被せした生地を金型に吹き入れ、猪口や杯、花瓶などの形を作ります。出来上がった生地は徐冷炉に入れられ、16時間かけてゆっくりと冷やされます。

③カット工場 当たり

文様に合わせた分割線を引く、当たりという作業を行います。一見簡単そうに見えますが、この線が少しでもずれるとカットの文様が崩れてしまうため、熟練の技が必要です。

④カット工場 荒ずり

ダイヤモンドの粒が埋め込まれた円盤を高速回転させ、水を流しながらカットします。表面の色ガラスが削り取られ、模様ができあがってきます。

⑤カット工場 石掛け

人工や天然の砥石を使い、カット線の表面を滑らかにするとともに、細かいカットを入れ込みます。効果的なぼかしを生み出すために微妙な線の深さを整え、曲面の細かい凹凸を取っていきます。

⑥カット工場 磨き

カットされた部分はすりガラス状になっているため、青桐やセリウム製の円盤を使って線や面をひとつひとつ磨く作業を行います。さらに竹の繊維で出来た円盤を回転させ、細やかなカット部分を磨いていきます。最後に布製の円盤で、表面のくもりを取り、つるつるに仕上げます。

⑦島津薩摩切子ギャラリーショップ 磯工芸館

工場で製造された薩摩切子の展示、販売を行っています。登録文化財に指定された建物を利用した店内では、薩摩切子を中心とした鹿児島の工芸品を多数販売しております。