90分コース

仙巌園の歩き方 
90分コース

薩摩の歴史と自然が交差する、美と静寂の庭

桜島を囲む錦江湾から指宿の開聞岳まで、鹿児島の豊かな自然と広大なスケールを堪能できる仙巌園は、鹿児島が誇る有数の景勝地です。江戸時代の面影を色濃く遺した伝統的な日本庭園の美しさは、四季によって様々な表情を見せ、穏やかな時間を提供します。

1 反射炉跡・世界文化遺産オリエンテーションセンター

反射炉跡は日本初の近代工業地帯「集成館」の中核にあたる島津斉彬たちの努力の結晶。

かつてはこの石組の上に16mほどの煙突型の炉がそびえ立っていました。

隣接する世界文化遺産オリエンテーションセンターで、「明治日本の産業革命遺産」と幕末薩摩の近代化事業の特徴と魅力を理解することができます。

2 正門

明治になって開通した道路に合わせて、29代忠義が建てさせた高さ7m以上の正門。裏山の楠を使い、上部には丸十紋と桐紋が彫られています。

3 錫門

江戸時代の正門。錫製の瓦が吹かれていることからその名がついています。

かつては島津家の主とその世継ぎだけが通ることができました。

御殿

4 御殿

かつて島津家歴代が暮らした屋敷。国内外の賓客をもてなした「謁見の間」やお殿様専用の部屋を実際にご観覧することができます。

縁側からのぞむ桜島の景色は最上級。

5 望嶽楼・千尋巌

望嶽楼は幕末に勝海舟たちをもてなした四阿。

江戸時代はじめに琉球国王から贈られた建物と伝わっており、床面には磚(せん)と呼ばれる敷き瓦がしかれています。

望嶽楼から裏山をのぞむと、岩壁に「千尋巌」の文字が綺麗にみられます。

江戸時代後期に約3,900名の人員で3ヶ月彫った文字で、全長は11m。 

6 曲水の庭

雅な春の歌会「曲水の宴」をおこなうため江戸時代半ばに築かれた庭です。

現在では毎年4月上旬に往時の歌会を再現しています。

7 伝統文化体験施設

甲冑着装や薩摩切子のカット体験、弓矢や各種工芸を通じて鹿児島の文化を親しみやすく体感できます。

ここでしか味わえない鹿児島の思い出に、家族の記念に是非どうぞ。

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