尚古集成館本館について
耐震・リニューアルのため2024年9月末まで休館しております。別館については無休で開館しております。

仙巌園ブランドショップ

世界に誇る鹿児島の伝統美

庭園のシンボル錫門越しに錦江湾や桜島の雄大な景色とともに、鹿児島の伝統美をお楽しみください

Shimadzu Nariakira

幕末、島津家28代島津斉彬は豊かな国づくりをめざし、さまざまな産業を興しました。その舞台となった工場群は集成館とよばれ、世界文化遺産に登録されています。
斉彬が海外との交易品とするために生み出したもの、それが薩摩切子であり、新たな技法とデザインで生まれ変わらせたものが薩摩焼です。

島津薩摩切子

島津家28代当主斉彬が、海外との交易を目的に生み出した「薩摩切子」。それは、中国の色被せガラスの製法と、ヨーロッパのカット文様、そして江戸の職人の技を取り入れ、独自で華やかな進化を遂げた薩摩が誇るカットガラスです。薩摩切子は、斉彬の急逝と明治維新の動乱にのまれ一度は途絶えた『幻の工芸品』となりました。

それから約100年の時を超えた1985年。仙巌園に隣接するゆかりの地で、熱い思いを胸に集まった職人たちと島津家が力を合わせ、薩摩切子の復元がなされました。現在、薩摩切子は2色被せやモノクロなどの新しい世界を築き上げ、さらなる高みを目指しています。

薩摩焼

薩摩焼の歴史は、慶長の役(1592~98年)に参陣した島津家17代義弘が連れ帰った、朝鮮の陶工たちによって始まります。沈壽官窯の初代沈当吉を含む陶工たちは、薩摩の土を用いて、白い地肌が美しい大名道具の「白薩摩」や、庶民の器としての「黒薩摩」など、見事な焼物を作り出しました。

幕末になると、島津斉彬が、薩摩焼を海外へ輸出しようと考え、西洋人の好むような華麗で豪華絢爛なデザインの「近代薩摩焼」に昇華させています。この新しい薩摩焼は、パリ万博(1863年)やウイーン万博(1873年)などで高く評価され、「サツマ」は日本陶器の代名詞となりました。

屋久杉

屋久杉は、世界自然遺産に登録された屋久島に自生する杉で、樹齢2000年を超えるものもめずらしくない、世界的な銘木・長寿木です。高温多湿な気候に対応するため、抗菌性をもつ樹脂を多くふくんでおり、腐りにくく、木肌の光沢や自然の杢目のつややかさ、神秘的な香りをいつまでもお楽しみいただけます。現在では伐採禁止となっているため、これらの工芸品は、以前に伐採された根株や自然風倒木などをつかって製作しております。

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コース案内

50,000平方メートルの敷地面積をほこる仙巌園には、歴史、文化、自然など様々な見どころが点在しています。大事なポイントを見逃さないために、4つのテーマで園内散策コースをご案内します。

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