曲水の宴・参宴者募集
雅な歌会、主役はあなた

曲水の宴は、酒が注がれた杯を上流から流し、それが目の前を通り過ぎないうちに和歌を詠むという雅やかな宴です。
我が国では奈良時代以降さかんに行われ、平安貴族が3月3日に催していたことが日記などで見られますが、中世以降は行われなくなりました。
仙巌園の曲水の庭は江戸時代中頃に造られました。昭和30年代まで地中に埋もれていたため、作庭当時の姿がほぼ保たれており、全国でも極めて珍しいものです。
仙巌園の曲水の宴は平成4年以降、この曲水の庭を会場として開催されています。直垂や小袖五衣といった江戸時代の武家の正装を着て往時の文化を再現し、多くのお客様がご観覧されます。
今回の曲水の宴も前回同様、参宴者を公募いたします。
曲水の宴は水辺で心身の穢れを払うことが原点となっています。参宴者の皆様も日頃の災厄などを払う機会になるかもしれません。
春の最も大きな行事の主役として参加してみませんか。
皆様のご応募をお待ちしています。
募集内容
〇募集人数
6名(男性2名/女性4名)
〇参加概要
⑴事前説明会
1月ごろに1度仙巌園にお越しいただき、30分ほど事前説明をおこないます。
⑵4月6日(リハーサル)
13~15時にかけて曲水の宴(雨天時は茶室・秀成荘)において全体の動きの説明・確認にご参加いただきます。
⑶4月7日(本番)
9時ごろから着付を開始します。写真撮影・最終説明・昼食を経て13時半ごろから曲水の宴が執り行われます。
14時ごろに曲水の宴が終了し、15時までには装束を脱ぐことになる予定です。
男性は直垂、女性は小袖五衣(約2.7kg)を着ていただき、足もとは草履をはいていただきます。
曲水の宴の際には立ち座りが何度かあるほか、石橋や飛び石を渡っていただくこともございます。
⑷和歌
それぞれ自作していただきます。
〇応募条件
①2024年4月7日時点で20歳以上の方
②上記「参加概要」をもとに曲水の宴に参加が可能な方
〇応募方法
下記申込フォームを通じてお申し込みください。
〇決定方法
抽選
〇締切
2023年12月10日(日)
備考
女性は小袖五衣、男性は直垂と呼ばれる伝統衣装を着用いただきます。
有職故実に則った装束のため普段と比べ少し動きづらく、御昼前から数時間着用していただきます。
曲水の宴が始まりますと、入退場など歩く動作を必要といたします。
テレビ・新聞などの取材が予定されています。
当選者の発表は、ご本人様への連絡をもってかえさせていただきます。
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