花菖蒲の展示
江戸時代より武士などによってさかんに栽培された「ハナショウブ」

花しょうぶは、江戸時代初めから、野山や湿原に自生している「ノハナショウブ」が品種改良されてきた花です。今では3,000種あるといわれています。また、改良が行われてきた地方の名称を取って、江戸系、伊勢系、肥後系、欧米系などに分かれています。
品種によって開花期に差があり、一輪の花は2日半~3日ほどしかもちません。
この短命な花が、武士の生き様に通じるところがあり、当時の武士達に愛されたといわれています。
仙巌園では、期間中、原種である「ノハナショウブ」を中心に14品種約1,000鉢の花しょうぶをご覧いただけます。花しょうぶは江戸時代より武士などによってさかんに栽培され、ひとつの原種から数千もの品種が生まれるほど人々に愛された植物です。
大名庭園である仙巌園では、この歴史ある植物を毎年この時期に展示します。また、獅子乗大石灯籠の流れには、全14品種の花しょうぶが飾られ、個性豊かな花しょうぶをお楽しみいただけます。
この機会にぜひ、花しょうぶに彩られた初夏の庭園をお楽しみください。
花菖蒲の展示
日程:
5月29日(土)~6月13日(日)
料金:
仙巌園入場料でご覧いただけます。
会場:
園内 御殿周辺・大池周辺・獅子乗大石灯籠付近など