かるかん奉納祭

斉彬公の遺徳を偲び、鹿児島の菓子文化の発展を祈り、かるかん奉納する祭事

鹿児島県菓子工業組合の皆様が一堂に会して、鶴嶺神社にかるかんをはじめとする郷土菓子を奉納。神事の後に、仙巌園内でふるまいがおこなわれます。
鹿児島における「かるかん」の最も古い記録は、一六九九年に第二十代島津綱貴公の50歳の祝宴に出されたとあります。

江戸時代の文献には、日本各地の雄藩で、おめでたい席で使用されたと記録されています。
「かるかん」が鹿児島銘菓としての地位を築いた背景に、1851年、薩摩藩主となられた島津斉彬の存在があります。

斉彬は、日本の他地域に先駆けて、日本近代化の礎となった工場群「集成館」を築き、製鉄・造砲・造船・紡績・ガラス・通信・印刷・科学・食品等、多岐にわたる事業を行いました。

この集成館事業の一環として、斉彬は蒸餅・玉味噌・糒など保存食の研究、開発を進めます。
そして安政2年(1855)、郡元の新川沿いに水車館を設立、ここで水車を動力にして米の製粉を行い、一部を菓子屋に払い下げ、同時に氷砂糖・白砂糖の製法改良も行いました。 

また安政元年、菓子文化をこの地に普及させるため、江戸で菓子屋を営んでいた播州明石の人、八島六兵衛を、江戸風のお菓子を作るように招へい。六兵衛翁は、「明石屋」と号し、さつまの良米と山芋・砂糖を按配して、現在の「かるかん」を創製したのです。

歴史に裏付けられた重みがある鹿児島の「かるかん」をこの機会に召し上がりませんか。

かるかん奉納祭
日時:
11月7日(木)
時間:
10時~
会場:
鶴嶺神社(神事)

売店・島津のれん前(ふるまい)