島津家別邸「仙巌園」は鹿児島にある、日本を代表する大名庭園であり、鹿児島を代表する観光名所です。桜島を望む雄大な庭園に加え、殿様が暮らした御殿があり、お食事やお土産物の施設も充実しています。また隣接地には、島津家に関する史料を展示する博物館「尚古集成館」や、薩摩切子の製造を見学できる工場もあります。
園内の御殿は幕末明治には迎賓館となり、国内外の賓客が訪れました。最後の藩主となった島津忠義も明治30年に亡くなるまでここで暮らしています。現存する御殿は、明治17年(1884)に改築された建物が主体となり、約25部屋が残っています。邸内を見学して(有料)、殿様の居間から庭園を眺めればまさに「殿様気分」。古写真や調度品も展示されていますので、往時の殿様の暮らしぶりをご体感ください。
薩摩藩主島津家の別邸「仙巌園」は約350年前に築かれた、わが国を代表する大名庭園のひとつです。目の前にそびえる桜島を築山に、錦江湾を池に見立てる雄大なつくりと、岩山に字を刻むなど中国文化の影響を色濃く伝えているのが見どころで、国の名勝に指定されています。ガス灯の点灯に成功した鶴灯籠や日本で初めて伝わったとされるスポットが多数あり、また武家の伝統を今に伝える様々な催しが行われています。鹿児島を代表する観光名所です。
平成27年(2015)、「明治日本の産業革命遺産」は世界文化遺産登録が決定し、仙巌園一帯も、「旧集成館」として世界文化遺産に登録されました。基礎部分のみが残る反射炉跡の当時の姿が復元模型でよみがえり、ガラス越しに実物と見比べることができます。28代斉彬が取り組んだ薩摩の近代化ストーリーやこの世界遺産についてじっくり学ぶことができます。
幕末の明君・島津斉彬は、列強の侵略に備えるために仙巌園の竹林を切り開き、鉄製の大砲をつくろうとしました。当時、日本には大量の鉄を溶かす技術がなく、オランダの書物を頼りに在来技術を駆使して築造されました。実稼動した反射炉は世界に2基しか残っておらず、非常に貴重なものです。
集成館機械工場は、慶応元年(1865年)に竣工した日本に現存する最古の洋式石造工場です。オランダ製の蒸気機関や工作機械を備え、船や大砲の部品などが製造されていました。現在は博物館となって、薩摩の歴史・文化や斉彬の集成館事業を展示説明しています。※『尚古集成館本館(旧集成館機械工場)』は、耐震・リニューアル工事のため、2022年5月9日(月)から休館致します。期間:2022年5月9日~2024年10月末(予定)
島津斉彬が日本を豊かにするために考えたもののひとつが、それまでになかったような色被せのカットガラス、薩摩切子です。海外への輸出を目指して開発しましたが、薩摩切子は斉彬の死後一時途絶えます。しかしおよそ百年以上の時を経て同じ場所で復元に成功しました。この工場では吹きガラスによる生地づくりからカット・磨きまでの製造行程を間近に見学できます。(予約不要、休業日有)
集仙台・観水舎に通じる登山道が土砂崩れの被害を受けました 安全確保のため登山道への立ち入りをご遠慮いただいております
春休み期間中のお子様向けのイベントです。
錫を溶かして幕末薩摩で鋳造されていた貨幣をつくってみませんか。鹿児島市教育委員会文化財課との連携事業。
曲水の宴とは、上流から流した酒盃が前を通り過ぎないうちに和歌を作り、盃を取り上げて酒をいただく風流な宴です。
地元選りぬきの食材を使用した薩摩の郷土料理から会席料理、黒豚や黒酢などをふんだんに使用した料理など、お客様のニーズに合わせたメニューをご提供。昔ながらの素朴な風味が人気の名物ぢゃんぼ餅など、お客様の旅の疲れを癒す休憩処も充実しております。落ち着いた空間で鹿児島の郷土料理をご賞味ください。
鹿児島を代表する工芸品「薩摩切子」や「薩摩焼」をはじめ、焼酎や黒酢、さつまいもを使ったお菓子まで、鹿児島の特産品がほとんど揃っています。なかには、ここ仙巌園でしか手に入らない限定商品もあり、鹿児島観光のお土産におすすめです。
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